LS 1/24初代トヨタセリカXX

2019年10月27日

悲しい大発見?‥……!

今回も、古いプラモデルを紹介しましょう。今は無きLS社の1/24初代トヨタセリカXXです。1/24スケールでは、唯一の初代セリカXXのキットでモーターライズながら、当時としては内装も精密に再現されたキットです。ムギ球でヘッドライトとテールランプも点灯できます。

(※1/24スケールでは、今井科学からスピード競技用のクリヤーマシンとしては発売されていました。)

LS社が発売していた二代目のセリカクーペは、今でもマイクロエースから再販されていますが、この初代セリカXXやアコードは再販されてませんので貴重です。わたしが持っているのは、ウインドウ以外のクリアーパーツが欠品しているジャンクですので残念ですが……。それよりも最近、もっと残念なことを発見してしまいました。先日、ネットオークションを見ていたらLS社の二代目のセリカリフトバック(丸目)が出品されていました。LS社の二代目のセリカにリフトバックがあったのを初めて知りました。しかし、中身の写真を見るとなにか違和感があるのです。もしや!と思いセリカXXのボディーを良く調べて見ると、リアのエンブレムの部分を一度消して彫り直した後がうっすらと残っていました。これは、もしかしたらリフトバックの金型を改修してXXにしてあるのではと思いました。セリカとセリカXXでは、ボンネットの長さが違いますので、どうなっているのか検証してみたところ……

上の図のように、実車では、赤線のAの長さがBよりも長いのが本当ですが、キットでは、逆に短くなっています。これは、やはりリフトバックの金型をXXに改修したもののようです。わたしは、長年このキットが1/24の初代セリカXXの決定版だと思っていたので、驚きました。モーターライズなので、ホイールアーチも実車よりも大きい感じです。何十年も前の物なので、しょうが無いですが、そろそろ新金型で出して欲しいですね。

初代セリカXXの実車について

初代セリカXXは、二代目のセリカリフトバックのボンネットを伸ばした豪華版とも言えるフラッグシップスペシャリティカーで、1978年4月に登場しました。エクステリアのデザインは、スゴくアメリカンでカッコ良かったですが、高価格車でしたので、町中でそれほど見かけることは無かったです。スポーツカーと言うよりもラグジュアリーなGTカーと言うキャラクターで、オートマチックで優雅に走るイメージです。現代のセリカXXの後継車新型スープラは2シーターで本格的スポーツカーになっていますが、初代セリカXX的なラグジュアリーなスポーティーカーももっと見直されればと思います。